今日から何回かにわたって、身近な整形外科の疾患についての記事を書いていこうと思いますのでお付き合いいただけると嬉しいです。
四十肩・五十肩という言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。この症状は、肩の関節周囲の組織に炎症が生じ、痛みや可動域の制限が起こる状態を指します。日常生活に支障をきたすことが多く、特に腕を上げる、物を持ち上げるといった動作が難しくなることが特徴です。
このような肩の痛みや不調を感じた際、どこに行けばよいか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。特に「病院に行くほどではない」と考え、整骨院でのマッサージ治療を選ぶ方も多いでしょう。しかし、四十肩・五十肩に対しては、整形外科での専門的な診察・治療を受けることが非常に重要です。
整形外科では以下のような特徴的な治療が受けられます。
レントゲン検査
肩の痛みがどのような原因で生じているのかを的確に判断するためには、レントゲン検査が欠かせません。これにより、骨や関節に異常がないかを確認し、正確な診断を行うことができます。
医師による診断
整形外科では、専門の医師が診察を行い、症状の原因を明確に特定します。四十肩・五十肩以外の可能性がある場合でも、医師の診断により適切な治療方針を決定します。
薬の処方と的確な治療
痛みを和らげるための薬の処方や、炎症を抑える注射など、整形外科では効果的な治療を受けることができます。これにより、症状の改善が期待でき、早期の回復を目指すことが可能です。
四十肩・五十肩の症状が現れた際には、まずは整形外科での診察を受けることをお勧めします。専門的な診断と治療を受けることで、症状を根本から改善し、再発防止にもつながります。肩の痛みでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。
金澤整形外科クリニック
院長 金澤武利